弁理士試験合格 紫苑ゼミ

弁理士試験合格を目指す有志メンバーにより運営される私ゼミです。2022年は、コロナの影響も有り、Teams meetingを利用して毎週末にゼミを行います。ご興味ある方は benrishi.shion.zemi@gmail.com までお気軽にお問い合わせ下さい。

2023年 弁理士試験第13回ゼミ

2023.4.9 Teamsにて

 

講師:MOR

参加:IT

 

2023年13回目のゼミを行いました。
事前に商標法43条の2以下の条文を確認頂き、ゼミでは論文試験令和4年商標を解いて頂きました。

(1)条文テスト

商標法43条の2以下から、短答試験で狙われる箇所を総復習しました。
前回に引き続き、異議申し立ての特許法と異なる部分、取消審判の要件・効果の違い、防護標章制度の拒絶理由・異議申し立て理由・無効理由を確認しました。また、論文書き込みで更新登録制度を扱ったので、短答向けに、四法の登録料・更新料の納付フローを総括しました。特に商標法の登録料・更新料の納付フローは、覚えることが多く、受験生泣かせの分野と思います。各法域・制度の共通事項をまとめて暗記することをオススメします。

 

(2)論文書き込み

令和4年度の商標法の問題をゼミで解いて頂き、講評と復習を行いました。
短答試験が近いことから、答案構成のみとし、知識の確認・理解に重点を置きました。

設問1では、商標法の更新登録制度について問われました。趣旨は勿論のこと、更新登録のフローは複雑なため、短答知識としてしっかり抑えておきましょう。
設問2では、国際商標登録出願に関する事例問題が出題されました。金銭的請求権と、国際登録に基づく商標権が消滅した場合の商標権の行使について問われる、比較的シンプルな問題であったように思えます。しかし、商標権の行使については、差止請求の他、損害賠償請求や不当利得返還請求を検討する必要があり、民法の知識が少なからず必要で、受験生を悩ませたものと思います。現場で焦らないよう、過去問で出た民法の条文は目を通しておくと良いかもしれません。

 

次回は4月16日にゼミを行います。内容は、条文テスト(短答向け特許法)、論文書き込み(令和4年意匠法)です。

短答本試験まであと僅か、どうか体調にも気をつけてお過ごし下さい。

 

講師:MOR