2023.4.16 Teamsにて
講師:MOR
参加:IT
2023年14回目のゼミを行いました。
事前に特許法審査関連、審判請求関連の条文を確認頂き、ゼミでは論文試験令和4年意匠を解いて頂きました。
(1)短答対策条文確認
受講生の方のリクエストで、特許法の審査関連、審判請求関連の条文のうち、短答試験で狙われる箇所を総復習しました。
審判請求に関する方式・補正関連(131条〜135条)、優先権主張の効果、分割出願等の効果(44条〜46条の2)に苦手意識があるようでしたので、条文・インプットのポイントを確認、模擬答練を行いました。審判請求に関する方式については、各条文のフローを表形式でまとめました。確認後は、苦手意識がなくなった様でよかったです。また、優先権主張と分割出願等には、出願公開や審査請求の起算日、新喪例提出書面の扱い等について細かな違いがあります。短答で狙われやすい箇所なので、これも表形式でまとめました。視覚的にまとめることで、複雑な条文やフローを一目で確認できるようになるのでオススメです。
(2)論文書き込み
令和4年度の意匠法の問題をゼミで解いて頂き、講評と復習を行いました。
短答試験が近いことから、答案構成のみとし、知識の確認・理解に重点を置きました。
設問1では、意匠法における類否についての説明問題でした。問題文に「可撓伸縮ホース事件」判旨が掲載されているという、非常に珍しい形式でした。判旨を再現するこれまでの問題形式と異なる以上、何を問われているのかしっかり分析することが重要です。また、登録意匠の抵触関係は意匠法独自の論点ですので、完答できなかった方は今一度復習をお願いします。
設問2では、意匠の新喪例と秘密意匠制度について、国内出願とジュネーブ改正協定に基づく国際出願との手続の相違点を確認する問題でした。ジュネーブ改正協定は短答でも枝が少なく、相対的に知識に穴が空きがちな分野です。短答試験の段階で、しっかりインプットしておきましょう。
次回は4月23日にゼミを行います。22日に短答試験模試があるので、次回までの事前課題はございません。
本試験直前の1週間をイメージできる最後のチャンスです、しっかり活用して下さい。
講師:MOR