弁理士試験合格 紫苑ゼミ

弁理士試験合格を目指す有志メンバーにより運営される私ゼミです。2022年は、コロナの影響も有り、Teams meetingを利用して毎週末にゼミを行います。ご興味ある方は benrishi.shion.zemi@gmail.com までお気軽にお問い合わせ下さい。

H29弁理士試験向け論文書き込みゼミ第10回(特許・実用新案第4回)2017年3月11日(土)

参加者:TAZゼミ長、OOBさん、KITさん、MORさん(体験参加)

講師:HUJ、KIT(A)

学習内容:

・論文書き込み(H26本試) ・各自の答案を全員で検討・討論

 講師コメント:

・今週も、午前中の書き込み問題を設問毎に検討し、何をどう書くべきか討論しました。

・論文試験は、「論文」の試験ですので、結論とその理由を、論理的に、かつ、根拠を示して書く必要があります。結論への理由づけは正しいかどうか、キーワードや、根拠条文や、あてはめが記載できているかどうか、しっかり意識しましょう。結論と理由づけの説得力がかなり違ってきます。結論について間違っていた方は、インプットが不足している(あるいは問題文の読み落としなどの題意把握ミスをしている)可能性が高いのでよく復習してください。

・一言で「あてはめ不足」といってもその原因はいろいろありそうです。条文の要件を欠き損ねたのか、論理構成上書かなくてよいと考えたのか、不要だと思ったから書かなかったのか等々。問題によって何を書くべきかは悩ましいところでもありますが、答案には何を書くべきか一度検討してみる価値はあるように思います。

・年度末で日々忙しいと思いますが、少しずつでも毎日やっていくことが大事です。継続は力なり、です。

講師HUJ

 

H29弁理士試験向け論文書き込みゼミ第9回(商標第3回)2017年3月4日(土)

参加者:TAZゼミ長、MAEさん、OOBさん

講師:HUJ

学習内容:

・論文書き込み

・論文答案構成の作成練習、判例・商標権の移転の趣旨確認

青本に記載の趣旨確認

 講師コメント:

・今週の書き込みの問題は、実力差が出やすい問題かと思いましたが、皆さん比較的よく書けていました。普段の学習の成果が表れているように感じました。この調子で頑張って欲しいと思います。一方で、書くべき内容があいまいだったり不正確だったりした部分については、もう一度復習しておいてください。

青本の趣旨は、審判を中心に出題しました。重要な項目がたくさんありますが、青本を何度も読むことで、それらの項目が記憶にだんだん蓄積していくと思います。比較的長文の趣旨については、流れをしっかり抑えましょう。話の流れに乗れればキーワードも覚えやすくなります。

・答案の書き方、構成の仕方は1つではありませんが、答案で伝えたい事項は何か、を意識して書くようにしてみてください。伝えたい事項がはっきりすれば書くべき内容がはっきりしてくますし、(どのような書き方(論理展開)にせよ)「答案に書かなければいけない内容(キーワード等を含む)」が浮かび上がってくると思います。

講師HUJ

H29弁理士試験向け論文書き込みゼミ第7回(特許・実用新案第3回)2017年2月18日(土)

参加者:TAZゼミ長、MAEさん、KAMさん、KITさん

講師:HUJ、KIT(A)

学習内容:

・論文書き込み(H24本試)

・各自の答案を全員で検討・討論

 講師コメント:

・今週は、午前中の書き込み問題を設問毎に検討し、何をどう書くべきか討論しあいました。論文問題は、1人で問題を解いて答え合わせをするだけでは気が付かない部分があります。他の受験生の考え方や書き方も参考になったと思います。

・ゼミ生のみなさんとお会いするのは1か月ぶりでしたが、1月最初よりも力がついてきているのを感じました。一方で、条文番号、キーワード、項目等で抜けがあるケースが散見されました。討論の中で明確になってきた弱点(自分が苦手なところ、抜けやすいところ、理解が不十分だったところ等)を意識してしっかり復習してください。他の受験生はおそらく「抜け」なく書いてきます。

・もうすぐ3月です。4,5月になると焦りとプレッシャーを感じるようになると思います。今のうちに弱点克服をしておきましょう。

講師HUJ

H29弁理士試験向け論文書き込みゼミ第6回(商標第2回)2017年2月11日(土)

参加者:TAZゼミ長、MAEさん、KAMさん、OOBさん

講師:IID(HUJ講師の代講)

学習内容:

・論文書き込み(H24本試)
・論文答案構成の作成練習
青本に記載の法の趣旨確認
・条文の確認

 講師コメント:

・今回も欠席者が多かったように感じました。毎回出席している2人は、確実に力がついてきていると感じます。その調子で頑張ってもらえればと思います。休んだ方は、色々あると思いますが、是非休んだ分を補う勉強をして下さい。継続した勉強は裏切らず結果として表れます。

・今週の書き込みの問題は比較的シンプルな問題だったと思います。そのため多くの人が大項目は落とさず書けていました。大きな項目を落としてしまった人は、他の受験生と差がついてしまうので気を付けて下さい。実力によって、記載の精度に差を感じました。不正確な理解は答案に表れます。常に正確な理解を心がけて下さい。趣旨などの暗記も重要ですが、条文の理解に不正確なところがある人は、その点の確認もさらに重要ですので気を付けて下さい。

・今回で 1-3月のゼミも折り返し となりました。ゼミ生はそれぞれ、自分の得意なところ苦手なところ、やるべきことが明確になってきたのではないでしょうか。5月、7月の試験に向けて、計画を立てて、今年合格を目指して頑張って下さい。

講師IID

H29弁理士試験向け論文書き込みゼミ第5回(意匠第2回)2017年2月4日(土)

参加者:TAZゼミ長、KITさん、MAEさん

講師:MIY (KIT(A)講師の代講)

学習内容:

・論文書き込み(H23本試)

・全員分の答案をコピーして全員でチェック(全3通)

・該当部分の青本・審査基準チェック

・事例問題の解法指南

・再書き込み(H23本試の問題Ⅱ(1))

 

 講師コメント:

・H23は趣旨問題50点+事例問題50点で総合力が問われる問題です。記述分量のバランスにも気を遣う必要があり一筋縄ではいかない印象です。趣旨問題は全員良く書けていたと思います。「独占」と「排他」について念のため注意してください。

・一方、事例問題ではミスや項目抜けが散見されました。事例が複雑だったためと思いますが、項目抜けが複数あると致命傷になりかねないので注意が必要です。ゼミ中でお伝えした方法(表)などにより、登場人物、イベント、日付、意匠タイプ、拒絶理由をきちんと整理する習慣をつけましょう。ミスを低減できると思います。

・今回は事例問題のみ再書き込みしてもらいました。ミスはほぼありませんでした。

・参加者が3名とややさびしい回になりました。忙しい時期とは思いますが頑張って毎回出席してください。来たり来なかったり、が一番良くないと思います。

 

講師MIY

 

H29弁理士試験向け論文書き込みゼミ第4回(特実第2回)2017年1月28日(土)

参加者:TAZゼミ長、KITさん、MAEさん、OOBさん

講師:IID,MIY (HUJ講師とTOM講師の代講)

学習内容:

・論文書き込み(H24本試)
・解説・講評(問題Ⅰ:IID講師、問題Ⅱ:MIY)
・小問テスト(趣旨、審査基準等)

講師コメント(IID):

 論文試験の答練では、ある程度のレベルになると、限られた時間内でいかに多くの点数を取るかという点に興味が向きやすいと思います。そして、必要なキーワードをいかに散りばめるかや、よりコンパクトな記載をするにはどうしたらいいかなどに関心が向きがちです。今の試験のルールでは、それらの点も重要です。しかし、答練の復習などでは、今一度、時間があったらどう答えるか、全てを正確に記載するとどうなるかを考えてみるのはいかがでしょうか。

 大体よさそうな答案を作成しているゼミ生でも、違和感を感じて話を聞いてみると、考えに一部不正確な点があるといったことがあるように感じました。

 不正確な点をそのままにしておくと、今よりもいい答案は作成できるようにならないと思います。全てを正確に説明できる人は、それを限られた時間内に表現することもできるようになると思います。

 合格したら弁理士として活躍する皆様は、是非より高いレベルを目指して勉強してもらえたらと思います。 

 講師コメント(MIY):

 問題Ⅱの主なテーマは均等論、間接侵害、差止め・損害賠償請求の可否です。

 均等論について、事例(cとc’)のあてはめが不正確であったり、重要なキーワードが抜けていたり、やや気になる答案がいくつかありました。

 判例の主要部分のみをただ丸暗記していないでしょうか?

 判例の学習は、文言の正確な暗記はもちろん、裁判官が何を言いたいのかその意味を理解することが肝要と思います。その方法として、判決全文を入手してじっくり読むことをお勧めします。一種のストーリーが浮かび上がるので、背景や論点が明確になり、判例がぐっと身近なものに感じられると思います。これにより大筋を理解できるため、初歩的なミスはなくなります。

 理解せずにただ丸暗記する作業はつまらないものです。一度時間をとって、ゆっくり噛みしめながら判決全文を読んでみましょう。

H29弁理士試験向け論文書き込みゼミ第3回(商標第1回)2017年1月21日(土)

参加者:TAZゼミ長、KITさん、KAMさん、MAEさん、TAKさん、OOBさん

講師:IID(HUJ講師の代講)

学習内容:

・論文書き込み(H27本試)
・論文答案構成の作成練習
青本に記載の法の趣旨確認

 講師コメント:

・今回のゼミで気になった点は、条文の理解が不十分な人が多い点です。弁理士試験は、つまるところ条文の理解を問う試験です。まずは、条文を正確に理解しましょう。条文の正確な理解なくしては、何も始まりません。

・今回、時間が足りなくて最後の問題まで答えられなかった人が何人かいましたが、瞬発力を鍛えましょう。何年分か過去問を見ればわかるかと思いますが、論文試験はある程度は、パターン化した問題があります。典型的なパターンについては、考えなくても瞬時に答案構成ができるようになることを目指してはいかがでしょうか。時間の節約になると思います。

講師IID