弁理士試験合格 紫苑ゼミ

弁理士試験合格を目指す有志メンバーにより運営される私ゼミです。2022年は、コロナの影響も有り、Teams meetingを利用して毎週末にゼミを行います。ご興味ある方は benrishi.shion.zemi@gmail.com までお気軽にお問い合わせ下さい。

2022年 弁理士試験第21回ゼミ(基礎ゼミ ー 特許法・実用新案法 技術評価、出願公開、特許権ほか)

2022.6.26  Teamsにて

 

講師:MAE

参加:IT, SU,MOR


(1)条文テスト:IT
特許法79条を暗唱して頂きました。
特許権」なのか「特許出願」なのか迷っていらっしゃる部分も有りましたが
9割方正確に再現なさっていたと思います。

 

(2)初学者向け基礎ゼミ
今回は少し趣向を変えて、全10テーマの内5テーマについては先生役として完全なレ〆を作って来て頂き、残りの5テーマについては生徒役として先生役のゼミ生への質問を用意して来て頂く、というやり方を取ってみました。

 

初学者のお二人が同じことを同じだけ調べて来ても議論が弾みにくいですし、質問を考える(出題者の立場に立つ)というのは、問題を解く側に回ったときの題意把握能力の向上にも繋がると考えられるからです。

 

本日は、実用新案技術評価関連の条文に始まり、出願公開、補償金請求権、特許権の存続期間、侵害、効力範囲等、重要判例目白押しの単元でした。

 

判例を実際の論文試験で活用する際には、判例で示された規範(例:均等5要件)を一言一句違わず再現するのは勿論ですが、その規範が示された背景も理解しておく必要が有ります。趣旨や背景を理解していないと、判決の射程外の事例にあてはめてしまう危険性も有りますし、条文ではないものを規範として定立する以上、何故その規範が妥当かを説明出来る必要が有るからです。

 

(3)質疑応答
無効の抗弁と無効審判の関係がやや分りにくかったようです。
ベテランのMORさんにも補足をして頂き、両者の法的効果の違いや、特許法168条との関係をご説明したところ、ご納得頂けたようです。

 

講師:MAE